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大腸内視鏡検査は基本的に前日から食事制限があり、検査当日も準備や問診等を含めると半日以上かかるため、大腸内視鏡検査専用の枠(曜日・時間帯)を設け、要予約制としているところがほとんどです。当サイトでは、有休を取らずとも大腸内視鏡検査を受けられるよう、平日はもちろん土曜日も大腸内視鏡検査を実施している医療機関を紹介しています。

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大腸憩室・直腸炎とは

大腸内視鏡検査でみつけられる病気のうち、大腸憩室や直腸炎などの炎症性による疾患について紹介。これらの原因と一般的な治療方法をまとめました。

この記事を要約すると、、、
  • 大腸憩室とは:大腸の粘膜がポケット状に膨らむ状態。無症状であれば経過観察となることが多いとされていますが、炎症が起きた場合は食事療法や抗生剤による治療が検討されます
  • 直腸炎とは:直腸に炎症が起きる疾患で、下痢や血便が主症状。原因はさまざまで、原因に応じた治療が行われます
この記事では、大腸憩室・直腸炎それぞれの特徴と治療の考え方を参考文献をもとに情報をまとめています。気になる症状がある場合は、自己判断せず医療機関にご相談ください。

大腸憩室

大腸の粘膜層が、ポケット状に外側へふくらんでしまったものを大腸憩室と呼びます。炎症を起こすと、腹痛や発熱を引き起こす大腸憩室炎となります。

主な原因として、食物繊維の不足による大腸内圧の上昇や、便秘のために力むことによる内圧の上昇が挙げられています。40歳代以降で見つかることが増える傾向にあるとされています。

大腸憩室があるだけで、ただちに危険な状態というわけではなく、無症状であれば経過観察となることが多いとされています。ただし、必要な対応は症状や検査結果によって異なるため、判断は医師にご相談ください。炎症を起こした場合は、食事療法や抗生剤による薬物療法が行われることが一般的です。

大腸憩室は高齢者に多くみられる疾患であることが報告されており、以前は大腸疾患のスクリーニング検査として注腸造影検査が主流でしたが、最近では大腸内視鏡検査が広く用いられるようになっています。

憩室の周囲に膿がたまったり、憩室に穴があく腹膜炎を合併したりした場合は、緊急手術が必要になることがあります。放置すると敗血症や血球減少につながる恐れがあるとされているため、早期発見が重要です。

診断には大腸内視鏡検査や注腸造影検査が用いられます。健康診断や人間ドックなどの定期的な検診により、発見されるケースもあるため、気になる症状がなくても、定期的な検査を検討してみるとよいでしょう。

参考:日本消化管学会「大腸憩室症(憩室出血・憩室炎)ガイドライン」(Mindsガイドラインライブラリ収載)

直腸炎

大腸のうち、肛門に近い直腸にできる炎症を総称して、直腸炎と呼びます。出血や粘液の排泄がみられ、多くの場合痛みを伴いませんが、肛門や下腹部に強い痛みを感じることもあります。

原因はさまざまで、潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性腸疾患のほか、性感染症、細菌などによる一般的な感染症、放射線治療、薬剤性のもの、虚血性大腸炎などが挙げられます。原因が特定できないケースもあります。

症状は下痢・血便(粘液と血が混じる場合もあります)・排便時の痛み・体重減少などで、原因となる病気によって症状の現れ方は異なります。治療は原因に応じて選択され、抗炎症薬・止痢薬などが用いられるほか、性感染症が原因の場合は病原体に応じた抗菌薬が使用されます。

炎症性腸疾患が原因の場合は薬物療法で炎症を抑えることが基本とされていますが、症状や経過によっては手術が検討されることもあります。潰瘍性大腸炎・クローン病について詳しくは「潰瘍性大腸炎・クローン病の症状と治療法、違いを解説」のページで解説しています。

直腸炎の診断には、直腸鏡を用いて直接直腸を観察する検査のほか、大腸内視鏡検査や便の検査、血液検査などが用いられます。症状が続く場合は、消化器内科・消化器外科・肛門科、または大腸肛門病・IBDセンターなどにご相談ください。

参考:済生会「直腸炎」

大腸憩室・直腸炎の症状が気になる方へ

大腸憩室や直腸炎は自覚症状だけで判断することが難しく、原因によって治療方針も異なります。気になる症状がある方は、自己判断せず、専門医による大腸内視鏡検査など適切な検査を受けることをおすすめします。

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(参考)あわせて注意したい消化器症状

大腸以外にも、胃や食道に炎症が起こることがあります。逆流性食道炎は胃酸の逆流により食道に炎症が起きる病気で、胸やけや嚥下障害(えんげしょうがい)が主な症状とされています。慢性胃炎はピロリ菌感染などが原因とされる、胃の粘膜に炎症が起きる病気です。いずれも大腸内視鏡検査の対象ではありませんが、気になる症状がある方は消化器内科にご相談ください。

※本記事は参考文献をもとにした情報提供を目的としており、診断や治療の可否を判断するものではありません。症状の程度や治療方針は個人差が大きいため、気になる症状がある方は医療機関を受診し、医師にご相談ください。

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