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大腸内視鏡検査は基本的に前日から食事制限があり、検査当日も準備や問診等を含めると半日以上かかるため、大腸内視鏡検査専用の枠(曜日・時間帯)を設け、要予約制としているところがほとんどです。当サイトでは、有休を取らずとも大腸内視鏡検査を受けられるよう、平日はもちろん土曜日も大腸内視鏡検査を実施している医療機関を紹介しています。

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大腸ポリープ・がんなど

大腸内視鏡検査で見つかる代表的な病状の中で、大腸ポリープ・大腸がん・潰瘍性大腸炎について、詳しく解説します。

大腸ポリープ

大腸などにある粘膜から内側に向けて飛び出したイボのようなものは、全てポリープと呼ばれています。

形状によって、植物の茎のように茎があるものを「有茎性ポリープ」、くびれがあるものを「亜有茎性ポリープ」、根元が広がっているものを「広基性ポリープ」、全体に大きく広がっているものを「側方発育型腫瘍」と言います。

ポリープは、企業健診などで内視鏡検査を勧められる症状の一つで、大腸内視鏡検査の受診者で見つかりやすいと言われている症状です。ポリープが見つかったからと言って、全てがんであるということはありません。

大腸ポリープは、がんにならない腫瘍以外のポリープとして炎症性ポリープや過形成ポリープ、腫瘍として前がん病変ポリープである腺腫、すでにがん化しているポリープの3種類に分けられます。

炎症性ポリープは大腸の炎症が原因となってできたものです。慢性大腸炎が治ったあとにできやすくなります。炎症性ポリープの場合はがんになることはほとんどないといわれています。また、直径約5mm以下の過形成ポリープも腫瘍以外のポリープで、加齢によってできるもので、経過観察が多いとされています。

一方、腫瘍にはがんになる可能性のある腺腫と、すでにがんが含まれるものがあります。腺腫は良性腫瘍ですが、正常とがんの中間の性質を示すポリープです。腺腫の中には、正常に近いものとがんに近いものがあります。

最も注意が必要なのが、すでにがんが含まれているポリープです。ポリープの一部、粘膜上皮内にのみがんがあるものと、粘膜上皮より深く進行し粘膜下層にまで及んでいるものがあります。粘膜上皮内のみの場合は、大腸内視鏡検査で切除が可能です。粘膜下層にまで及んでいる場合は、深さによって判断されます。

ポリープの状態は、内視鏡検査で見分けがつきやすく、そのまま切除して組織を調べることで精密な判断が可能です。良性であれば大きな心配はいらないとされています。

50歳~54歳までの男性の定年退職自衛官約500人に大腸内視鏡検査を行ったところ、大腸ポリープの発見率は約18%と高率であり、一部が早期癌という結果になったようです。

参考:1989年9月 「人間ドックにおける大腸内視鏡検診」

大腸がん

大腸に発生するがんの総称であり、ポリープから進展するものと、粘膜から直接発生するものがあります。

年齢的には40歳以上から増加し(※1)、日本人のがん発生率において第1位(※2)であり、非常に患者数の多いがんです。大腸内視鏡検査においては、受診者の一部で発見されることがあると言われています。

家系遺伝や生活習慣の乱れが原因の一つと考えられていますが、一般的に自覚症状はあまりありません。早期発見と早期治療が大切です。

2007年の日本の大腸がん死亡数は約42,000人とかなり多く、今後も増加していくことが予想されています。大腸がん患者が増加する原因として、日本国民の食生活が欧米化したことや人口の高齢化などが挙げられます。食生活が欧米化すると、食物繊維摂取量が減少し動物性脂肪摂取が増加します。このことが、大腸がんの重要な要因となると考えられています。

大腸がん死亡数は増加傾向にありますが、2005年に報告された日本全国の大腸がん検診受診率はわずか18.1%となっています。今後、大腸がん死亡数を減少させるには、効率の良い大腸がん検診が求められます。任意型検診の人間ドックによる大腸がん検診には便潜血検査(FOBT)が用いられていますが、それだけでは不十分なため、精度の高い内視鏡検査を導入すべきだと考えられています。

参考:※J-STAGE/人間ドック (Ningen Dock)/24巻 Suppl号 p.1195-1200「大腸がん検診ー今後求められる効率の良い検診とはー」

※1参照元:国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」(全国がん登録)/年齢階級別罹患率【大腸 2018年】

※2参照元:国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」(全国がん登録)/がん罹患数の順位(2018年)

潰瘍性大腸炎

大腸の粘膜に潰瘍が発生したものを、潰瘍性大腸炎と呼び、原因不明の炎症性疾患です。一般的に直腸から発症し、大腸全体へと広がっていき、体重の減少・血便・下痢・発熱などの症状を引き起こします。

原因が不明であることから治療は難しいと言われており、再発しやすく治療しにくい疾患です。療法としては、主に食事と生活習慣の見直しで、薬物療法としてはステロイド薬などの服用となります。重度とならない限り、外科療法はおこなわれません。 

潰瘍性大腸炎は、主に萎縮性大腸炎型とpseudopolyposis(偽ポリポーシス)型に分かれると考えられています。しかし、治療法や症状についてはまだまだ未解決な問題が多く、未だすべては明らかになっていないようです。

参考:※J-STAGE/日本内科学会雑誌/昭和33年7月10日 47巻 4号 p.295-322「潰瘍性大腸炎」

参考:※J-STAGE/日本消化器内視鏡学会雑誌/1983年 25巻 2号 p.229-235_1「重症型潰瘍性大腸炎の内視鏡像」_PDF

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MIWA内科胃腸科
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火・金・土:13:15~16:15
大腸内視鏡検査の
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ごきそ内科・
内視鏡クリニック
大腸内視鏡検査を
受けられる日時
月・火・水・金:12:00~15:00 土:12:00~15:30(予約検査)
大腸内視鏡検査の
年間実績
605件(2022年4月~2023年3月)
※大腸内視鏡検査の年間実績は、公式サイトに掲載されていた中で最も新しい実績を取り上げています(2023年7月10日時点)。
参照元:西山内科胃腸科公式サイト(https://www.nishiyamadanchi.jp/examination
参照元:はまうづ公式サイト(https://www.hamaudu.com/colon/index.html
参照元:MIWA内科胃腸科CLINIC葵公式サイト(http://www.miwaclinic.com/aoi/naishikyo.html#aoidaichou
参照元:ごきそ内科・内視鏡クリニック(https://www.gokiso-nnc.jp/colonoscopy/